2009年1月15日木曜日

再読

安部公房の「カーブの向う・ユープケッチャ」を
再読しました。
「砂の女」や「方舟さくら丸」などの原型となった作品が
ある短編集。

好きな作品は、靴磨きの少年二人とその二人に近づく男の
話の「ごろつき」、男が娘の修学旅行する金を手に入るため
に保険を悪用しようとする「手段」、人間が知らない間に
ノミが生き残るための画策の「月に飛んだノミの話」です。

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